2012年 新しい年が始まりました。
皆様も新しい『夢』に向かって歩み始めておられることと存じます。
2011年は日本にとって、今までにない試練の年と思えます。3月11日の東日本大震災は、被災者の方々は勿論、日本人にとって一生忘れられない出来事だったのです。
大地震、巨大津波そして原発事故、日本全体が最大の危機的状況でした。この未曾有の大震災で東日本の出身者の中には、肉親や親戚のどなたかが被害にあわれているという方々が少なからずいらっしゃいます。
被災者の方々は、未だに心の安寧は得られないことでしょう。そうした状況下でも、皆様、前を向いて少しずつでも進んで行こうとしていらっしゃいます。
『Well being』 という言葉を皆様、ご存知かと思います。
『良く生きる』又は『いい生き方』と申しましょうか、人間が存在する上で、健康で幸福で繁栄できる状態をあらわす言葉とされています。
必ずしも、お金がたくさんあって、何不自由ない生活と言うことではありません。お金がたくさんあっても、いつも不満のある方もおられることでしょう。
自分自身にとって、心身ともに健全で自分の価値観に合う生き方。(ここで言う心身の健全とは何も痛みや障害、不都合がないということではありません。周囲のサポートや不都合を補うことで、その方なりの生活が出来ていれば、健全と言えます。)
今までの行き方を振り返って、まずまずだったかなと思える生き方、そしてこれからの人生を私はこう生きていこうと考えられる方、また何か自らに必要なことと感じておられる方は、そのことをやっていこうと実行すること、自分一人でも精一杯生きていこうと思うこと、それぞれが『Well being』ではないでしょうか。
今年もいろいろなことがあるでしょう。
私も必要とされている限り精一杯努力し、福祉の仕事に携わっていこうと思います。
今年も、皆さんの『Well being』を、少しでもお手伝いすることが出来れば幸いです。