成年後見制度とは

Yさんは53歳です。十年前から精神の病で仕事も出来ませんでした。今まで母親が面倒を見ていましたが、一年前に他界しました。
生活面での経済状態は預貯金でなんとか賄える状態です。 しかし、やりくりや手続きは自分では出来ません。どこかにお願いできないでしょうか。

法定後見の申し立てをしたらどうでしょうか。

成年後見人が預貯金の管理や必要な手続きを行ってくれます。

41歳のA子さん仕事も順調で毎日が充実していました。 結婚もそれほどしたいと思わないできました。しかし41歳を過ぎたあたりから、少し周りが気になりだしたのです。 気がついたら周りの友達はほとんど」結婚して家庭をもって子育てをしていました。 A子さんは独身のまま仕事をして、歳をとったらどんな生活をしようかと考えました。自分らしい人生を送りたいと思っています。サポートも必要になったら誰にお願いしたらいいかしら。

いろいろなサポートがありますが、任意後見もいいかとおもいます。 さまざまな契約等を自分で選んでおき、必要になってから任意後見監督人を選定することで始まります。身内や周りに迷惑をかけたくないと思われるかたにもいいかもしれません。

B子さんの、母親(80歳)は田舎で一人暮らしをしています。父親はすでに他界しています。のんびり一人暮らしを続けていましたが、最近足が弱って買い物や銀行に行くのが辛くなりました。B子さんも家庭があり遠く離れているのでいつも行くことが出来ません。こんなときはどなたにかお願いできないでしょうか。

お母さんはまだ、認知症が進んでいないので、社会福祉協議会が行っている日常生活自立支援事業を利用できます。 社会福祉協議会にお願いすると、預貯金や通帳の管理や年金をおろすこともやってくれます。買い物のお手伝いもお願いできます。