成年後見人候補を選任するってどんなこと?

 だいぶ涼しくなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回は、「成年後見人候補の選任」ということについて、お話いたしたいと思います。

 家庭裁判所から、「この方の後見人を推薦してください」と、権利擁護センターぱあとなあ(社会福祉士の組織のことです)に依頼があります。高齢者の方、身体や知的障害のある方、精神の障害などのある方など、様々な方々が後見人を必要としています。

 社会福祉士には、財産管理のほかに、身上監護を期待されます。被後見人さんをしっかり見守るというところですね。

 社会福祉士にも適正があるようで、高齢者を受任したいというような希望をもっている社会福祉士の方もいます。精神の障害などの方には、できるだけ精神保健福祉士の資格も持っている方にお願いします。

しゃくなげ園に咲く花

しゃくなげ園に咲く花

 女性の被後見人さんには、女性の社会福祉士にできるだけお願いしています。ご高齢の方は意外にどちらでもかまわないようですが、誰か解らないけれど自分のことを考えてくれる人だと、認知症の進んだ方々も思われているようです。
 
 家庭裁判所から依頼を受けた社会福祉士の組織は、被後見人さんのついての資料をよく読んで、もっとも適切な社会福祉士の推薦をするように心がけています。

 施設に入っている被後見人さんでも、月に一回は面会しなければなりませんので、あまり遠いと面会も大変になりますから、地域性などを十分考慮して、もっともふさわしい社会福祉士が推薦されることになります。

 推薦された社会福祉士は、その間に契約をしたり名義人の変更をしたり、結構忙しいですよ。

Categories: 日記, 未分類 Tags:
  1. No comments yet.
  1. No trackbacks yet.